任意の自動車保険の慰謝料

慰謝料の基準の2つ目は、自動車保険会社独自の基準です。以前は、各保険会社の慰謝料は統一基準が設けられていたため、どの保険会社でも同じ金額の慰謝料が提示されていました。

しかし、1998年に、保険の自由化が行われ、保険会社は自動車保険料率算定会という機関が定めた基準を参考に、それぞれの会社ごとに計算の方法を決めても良い、とされるようになりました。自由化によって、保険料が安くなるなどメリットもありましたが、自動車保険会社の基準は外部に公表されていないため、それまでのようにあらかじめ被害者側が慰謝料がどのくらいになるのか、はっきりとした金額は分からないのです。

任意の自動車保険会社の慰謝料は、交通事故の状況、保険会社などによってかなり幅がありますが、おおよその目安としては、通院の期間が3か月ほどで、頸椎捻挫やむち打ちといった軽い症状のケースですと、約30万円~40万円ほど、骨折などの重傷のケースは、約50万円前後と考えられます。

3か月を越えると通院の頻度も少なくなり、症状も落ち着いてくることがほとんどだとみなされますので、それ以降はあまり高くはならないようです。また、もし被害をこうむった側に過失があれば、その分減額されることが多いです。

筆者について

管理者

記事を表示 →